ノミの駆虫はもちろん、体調も変化しやすく要注意

数日経ったら、それまで使っていた段ボールや毛布を全て捨て、新しいケージを用意してあげると良い。

もし子猫ならば、この段階でシャンプーに入れても良いかもしれない。保護した猫がある程度大きい場合や、逆に生まれたてであまりにも小さい場合は、必ずしもシャンプーする必要はない。猫の舌はクシのようになっていて、猫自身がグルーミングをしているうちに猫の体についたノミやノミのフンはきれいに舐めとってしまうからだ。

また、ノミ取りシャンプーの泡の中にノミが溺死するまで猫を沈める、などというノミの駆除方法が書いてあるサイトもあるが、ノミを溺死させる前に子猫を溺死させることにもなりかねない。また、子猫との信頼関係も台無しになるので、そんな事はやめて、動物病院で駆虫薬を処方してもらって数日待ったのち、猫が使っていた毛布やケージをリセットするのが良いだろう。

最近の駆虫薬はノミのような外部寄生虫と、サナダムシのような内部寄生虫を同時に駆虫できるものが多いが、もしも猫の消化管内に大量の虫がいた場合、駆虫薬によってその寄生虫が一気に死に、子猫自身も具合が悪くなることがある。もしも駆虫薬を使って具合が悪くなった場合は、すぐに動物病院へ連れて行こう

まずは、動物病院で診てもらうことは大事だ。photo/Getty Images

ちなみに、子猫は健康であれば基本的には食欲旺盛でわりと選り好みせずになんでも食べるのだが、具合が悪いと途端になにも食べなくなる。子猫はまだ臓器が未発達のため、食べないと血糖値を維持できず、低血糖で死んでしまうこともある

普段は月齢に合わせた、「総合栄養食」とパッケージに書かれたキャットフードを与えるのがベストなのだが、こういった緊急の場合は、たとえ液体状のおやつでもいいので食べるものを何でも与えるべきだ。とはいえ、液体を無理矢理飲ませて誤嚥させてしまうと、肺炎ですぐに死んでしまうこともあるので、注意が必要だ。