見え隠れする韓国の「甘えの構造」女優・黒田福美さんに聞く日韓関係のリアル

韓国の陽と闇
小泉 カツミ プロフィール

タクシー運転手の本音

黒田さんは、韓国でタクシーに乗るたびに運転手たちに話を聞き、本音を聞き出す。
「同調圧力の強い社会ではなかなか本音は出てきません。ところがタクシーのように、2人だけの空間では意外に本音が聞けるんです。だから、比較的長距離で喋れるなと思った時は、運転手さんに探りを入れるんです。『今の政権はどうですかね?』とかカマかけたりして話を聞く。そういう時に、意外に本音が出てくるんです」

photo by gettyimages

運転手にとって黒田さんは単なる「一見の客」に過ぎない。どこかで盗聴されているわけでもなく、何を話しても、降ろしてしまえば終わり。だから警戒することもないのだろう。

「ある時、10人くらいの運転手さんにじっくり話を聞いたんだけど、文在寅の肩を持つのが2割、日本の肩を持つのがやはり2割かな。それ以外というのは『まあ、どっちもどっちだ』というのはあるんだけど、何となく手応えとして韓国人がそういう時は、日本に対する融和とまではいかないけど、『言ってることもわかる』というのが本音なんですね。

 

私が『韓国ではこのように報道されているけれど、真相は違うんですよ』と説明すると『えー、そうなんですか。知らなかった』と熱心に耳を傾ける人も多い。韓国人の政治家に対する不信はかなり根深いものがあります。

また、年配の人なんかは(日本統治時代に)『日本のやったことは残念なことではあったけれども、韓国としてはあった方がいい試練ではあった』みたいなことを言う人もいます。そこまで言うか、と普通ならば公的な場所では言わないだろうなということが聞こえてきて、ちょっとびっくりするんですね」

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