ライフコーポレーション長田店(神戸市長田区)

「で、いつ辞めるねん」40代女性パート社員を襲った「退職トラブル」の真相

ハラスメントはあったのか

令和の今でも、心の傷は、やはり泣き寝入りしなければならないのか。

「怖くて……。今でも通勤路だった道、“店”の看板やロゴを見るたびに動悸や吐き気が見舞われます。折角、正社員として決まっていた就職口も、もう行けなくなりました」

こう涙ながらに語るのはAさん(仮名・41歳)だ。現在、「抑うつ状態」で療養中である。昨年2020年9月からパートタイム社員として約4ヵ月間、週に4日程度、勤務していたが、今年2021年、就職活動が奏功し、かねてから希望していた正社員としての就職が地元企業で決まった。

だがパートタイム社員として勤務していた“店”に退職を伝えた際のトラブルがトラウマ化。結局、採用の決まった企業も入社早々、退職を余儀なくされた。もう二度と外に働きに出られないのではないかと不安に怯えつつ暮らしている――。

Aさんが“店”と呼ぶのは、全国展開する流通チェーン店、ライフコーポレーション(以下、ライフと略)の長田店(神戸市長田区)だ。

すでに「ライフ」の呼び名で通っている社店名をわざわざ“店”と言い換えるのは、退職から約1ヵ月経った今でも「ライフ」という言葉を耳にすると体調を崩す、いわゆるフラッシュバックの症状を引き起こすからである。

 

事の次第はこうだ。

今年2021年1月、地元企業に正社員としての採用が内定したAさんは、すぐに勤務していたライフ長田店に電話連絡を入れた。パートタイム社員としての契約は2021年3月15日までである。電話に出たAさんが所属する売り場のサブチーフから「(退職希望日の)最低2週間前に申し出て欲しい」と言われたものの、話は管理職へと上がった。

これを受けてライフ長田店では、同1月19日、店長とAさんが所属する部門の責任者で直属上司に当たるチーフが同席の下、面談が行われた。

「すでにシフト(註:勤務シフト)を出し、これが決まっていたこともあり、店(ライフ長田店)にご迷惑がかかるとは思ったのですが、この歳で正社員にはなかなかなれないです。わがままを言わせて頂きました。それがこんなことになるなんて……」

Aさんが言う「わがまま」とは、早期に退職し、正社員としてライフ社以外の他社へ就職したいという希望に尽きる。

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