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# 包茎

「包茎」はなぜ恥ずかしくなったのか…? ウラにある男性間の「いびつな支配」のメカニズム

初体験の時。コトがすんで、その人は「男の7割は仮性包茎だから!」といって、あわてて股間を隠した。こちらからたずねたわけではない。多数派なのに恥ずかしそう。謎だった。これが筆者と仮性包茎とのファーストコンタクトである。

しばらくのち、12年かけてこの謎を追いかけた。このたび、その成果を『日本の包茎 男の体の200年史』(筑摩書房)として上梓した。この記事では、調査結果の一部をお伝えしたい。テーマは、「包茎」はなぜ恥ずかしいのか、である。

 

本当に手術が必要なのは0.07%

まず確認しておきたいのは、基本的に仮性包茎には手術は不要ということだ。真性包茎にすら不要という医師もいる。泌尿器科医の石川英二が書いた『切ってはいけません! 日本人が知らない包茎の真実』(新潮社)によると、本当に手術が必要なケースは全体の0.07%にすぎない。

次に注目すべきは、仮性包茎は多数派であるということ。18歳から89歳を対象に神奈川県でおこなわれた医学調査*1では、完全に皮をかぶっている状態が2%弱、完全に亀頭を露出している状態が35%強だった。その中間を仮性包茎とするなら約63%がそれである。これは泌尿器科などを受診した患者を対象とした調査であり、にわかに一般化することはできないが、ほかの調査結果もふまえると大きく偏った数値とも思われない。

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