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大河ドラマ『青天を衝け』が好スタート! 「吉沢亮」は大河ドラマ史に名を残せるか?

ライバルはあの作品

2月14日、ついに第60作目となる大河ドラマ「青天を衝け」の放送が開始した。俳優の吉沢亮(27歳)が、日本経済の父といわれる渋沢栄一を演じる。

「青天を衝け」で主演を演じる吉沢亮(渋沢栄一役)

初回平均世帯視聴率は20.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、8年ぶりの大台にのり、幸先の良いスタートを切った形だ。

本作は放送直後からTwitterのトレンドで1位を獲得。ネット上では、

大河ドラマ面白かった。日曜日に楽しみがひとつできました」「爽やかな青天のようなドラマでした」「壮大な感じは勿論大河なんだけど、良い意味で大河っぽくない観やすさもあって、ワクワクしました」「草なぎさん、貫禄あったな」「1年間全力で応援し続けます!!!」

など、絶賛の声が相次いでいる。

第1話は渋沢栄一の幼少期にスポットが当てられたため、主演・吉沢亮の出演は冒頭の短い時間だったが、それでも「国宝級イケメン」の軽快な演技に「尊い」「目の保養」とファンたちは大歓喜。

1年という長丁場の大河ドラマでは、どうしても「飽きる」「中だるみ」などの批判や、視聴率のプレッシャーが主演に重くのしかかってくるだけに、この反響をはずみにこのままスタートダッシュを切りたいところだ。

近年、朝ドラと比べて「不作」と言われることも少なくない大河ドラマ。では、一般に成功といわれる視聴率はどれほどのものなのだろうか。

ここで最近の大河ドラマの視聴率がどうだったかを振り返ってみよう。2000年以降の作品で、初回平均世帯視聴率と最高平均世帯視聴率は以下の通りだ。

2020年「麒麟がくる」:19.1(初回)、19.1(最高)
2019年「いだてん~東京オリムピック噺~」:15.5(初回)、15.5(最高)
2018年「西郷どん」:15.4(初回)、15.5(最高)
2017年「おんな城主直虎」:16.9(初回)、16.9(最高)
2016年「真田丸」:19.9(初回)、20.1(最高)
2015年「花燃ゆ」:16.7(初回)、16.7(最高)
2014年「軍師官兵衛」:18.9(初回)、19.4(最高)
2013年「八重の桜」:21.4(初回)、21.4(最高)
2012年「平清盛」:17.3(初回)、17.8(最高)
2011年「江 姫たちの戦国」:21.7(初回)、22.6(最高)
2010年「龍馬伝」:23.2(初回)、24.4(最高)
2009年「天地人」:24.7(初回)、26.0(最高)
2008年「篤姫」:20.3(初回) 、29.2(最高)
2007年「風林火山」:21.0(初回)、22.9(最高)
2006年「功名が辻」:19.8(初回)、24.4(最高)
2005年「義経」:24.2(初回)、26.9(最高)
2004年「新選組!」:26.3(初回)、26.3(最高)
2003年「武蔵 MUSASHI」:21.7(初回)、24.6(最高)
2002年「利家とまつ 加賀百万石物語」:26.1(初回)、27.6(最高)
2001年「北条時宗」: 19.6(初回)、21.2(最高)
2000年「葵徳川三代」:22.6(初回)、22.6(最高)

2000年以降の大河ドラマ22作品のなかで、「青天を衝け」の初回平均視聴率は12番目。ほぼほぼ真ん中の数字といえる。

また、上記のデータを見ればわかるように、初回=最高視聴率となる作品も少なくなく、仮に「青天を衝け」の最高視聴率がこのまま20.0%だとすると、15番目の数字となり、少し物足りない。ここからどれだけ見せ場を作って行けるかがカギとなりそうだ。

 

また、戦国時代のような派手な合戦が少ない「幕末もの」や「近代」が舞台の作品は、大河ドラマでは不利と言われている。そのくくりで言えば、既に「花燃ゆ」「西郷どん」「いだてん」超えは成し遂げている一方で、「八重の桜」の21.4(初回・最高)、「篤姫」の20.3(初回)・29.2(最高)あたりがライバルとなってきそうだ。

本作は、主演の吉沢亮をはじめ、ディーン・フジオカ、玉木宏、高良健吾が出演するなど「イケメン大河」とも言われている。だがしかし、同様の売り言葉で期待された「花燃ゆ」が惨敗しただけに一抹の不安も残る。

新型コロナによってスタートが2月にずれ込み、放送回数も未定という、逆風の中のスタートとなった「青天を衝け」。吉沢亮は逆境を退け、大河ドラマ史に名を残せるか?

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