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綾瀬はるか、広瀬アリス、中条あやみ…冬ドラマがどこか「異様な雰囲気」を持っているワケ

もし、人生がやり直せたら

1月から始まったドラマは「突飛な設定」に目を惹かれる。

タイムスリップものが『知ってるワイフ』である。フジテレビ系木曜10時。

第一話では、大倉忠義と広瀬アリスは仲の悪い夫婦だった。

広瀬アリスは、いつも怒り続けている鬼嫁役である。

広瀬アリス〔PHOTO〕Gettyimages
 

夫もまた、自分の基準でしか行動してない勝手なパートナーであり、嫁が怒るのもしかたがない。そうおもわせる夫婦だった。

ただ、広瀬アリスの怒り方はすさまじく、こんな怒りが渦巻く家へは世界中のどんな男性も帰りたくないだろうという、インパクトの強い家庭が描かれていた。

ところが夫(大倉忠義)は過去に戻るチャンスに恵まれる。十年前の世界に戻り、彼女(広瀬アリス)とは出会わない選択をする。

十年後世界に戻ると、大金持ちの別の女性(瀧本美織)と結婚し、穏やかでめぐまれた生活を送っていた。

そういうドラマである。

もし、人生がやり直せたら、という物語だ。

タイムスリップものだから、ファンタジーである。

あり得ない展開の先に、ふつうの生活がある。あまり殺人事件は起こらないし、死体から死因を探ろうとする監察医も出てこない。過去に戻るという部分をのぞいて、日常生活が描かれる。タイムスリップものというのは、おおむねそういうものである。

ただ、どのタイムスリップものでもそうなのだが、整合性のない部分はある。

理詰めで考えたら納得いかない部分があるのだが、あまり気にしてもしかたがない。

主人公が過去に戻ってやり直すという展開を受け入れた以上は、細かいことにとらわれても意味がない。

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