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「シリコン・バレー」の終わり…?ハイテク企業の大脱走が止まらない!

高すぎる税、モノカルな人材集積

どんなハイテク企業が

ここ数年、シリコン・バレーにあるハイテク企業の間で密かに囁かれていた言葉がある。それは「シリコン大脱走(Silicon Exodus)」である。多くのハイテク企業がシリコン・バレーを大挙して出ていくのではないかという話である。それが現実のものになりつつある。

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昨年、ハイテクを代表する企業、オラクル社とヒューレット・パッカード・エンタープライズ社が本社をシリコン・バレーからテキサス州に移すと発表した。両社はシリコン・バレーの先駆的な企業である。この情報が流れると、多くの関係者は「いよいよ本格的にハイテク企業のシリコン・バレーからの大脱出が始まった」と感じた。

現実は予想を上回るスピードで進んでいる。シリコン・バレーから本社を移転しているハイテク企業は既にかなりの数に達している。企業だけでなく、経営者やベンチャー・キャピタルもシリコン・バレーに見切りをつけて脱出を試みている。

ヒューレット・パッカード社は、テキサス州ヒューストンに本社を移転すると発表しているが、同社は既にヒューストンの工場で最大の従業員を雇用しており、ヒューストン郊外で新しい大学のキャンパスも建設中である。そうしたころから判断すれば、ヒューストン移転は以前から練られていた計画が実行に移されたものといえる。

オラクル社もテキサス州オースチンへの移転を進めている。ただ一部の機能はカリフォルニアにも残すことになっている。

 

同社の広報担当者は「こうした移転はわが社が成長するための最善のポジションを与えてくれ、わが社の社員にどこで働くのか、どのように働くのかについてより大きな弾力性を与えてくれることになる」と語っている。

将来の経営に関する配慮に加えて、新型コロナウイルスでリモートワークが恒常化するなかで、働き方の幅を広げる意味もあると強調している。

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