King Gnu常田大希が「チームで最高のクリエイションをする」ために考えていること

人を巻き込む責任と覚悟
常田 大希 プロフィール

King Gnuとミレパの違い

——ところで、よく訊ねられると思いますが、やはり改めてお聞きしたいのは、King Gnuとmillennium paradeという2つのバンドの位置づけです。2つのプロジェクトは、メンバーもほぼ重なっています。

これまでミレパには(King Gnuのボーカルの)井口理(さとる)さんは参加されていなかったので、違いがある程度わかりやすかったですが、アルバム『millennium parade』では、井口さんが『FAMILIA』と『Fireworks and Flying Sparks』の2曲に参加した。ますます、「King Gnuとの違い」を訊ねられる場面が増えそうです。

いわゆる4人組のロックバンドでしか出せないKing Gnuのクリエイションと、作品ごとにチームを組織するミレパのクリエイションは、やはり全然違います。ミレパはある程度ベーシックのメンバーは決まっていますが、作品ごとに関わり方が変わりますし、たとえばMVに俺たちが演者として出ることもありません。

もちろん、どっちも曲を作ってるのは自分だから、King Gnuとミレパがちょっと交差する時もありますが。

 

今回は(井口)理も参加したんで、King Gnuと重なる部分が見えやすいけれど、ミレパは、その音楽が求める姿というか、いちばん輝くかたちを目指していくってのが特徴かな。

King Gnu名義で活動し始めて3年経った去年、アルバムを出してから、King Gnuは俺の中で飽和していた。なんていうのか、目指したものをある程度達成し、やり切った感があって、一区切りついた。

それで、もう一度、改めて音楽家として初心に帰らなければいけない、と思った。King Gnuを始めた頃の熱量を、このmillennium paradeというプロジェクトで取り戻せた気がします。

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