Photo by iStock

学力差はいつから生まれるか わが子の学力をあげたい親が幼少期にするべきこと【国語編】

令和の中学受験 保護者のための参考書(3)
わが子は果たして中学受験すべきなのか? そんな悩みを抱えている保護者がいらっしゃるでしょう。中学受験に向いている子、そうでない子をどのように判断すればよいのでしょうか。
計27年間中学受験の世界に身を置く作者、矢野耕平が受験で後悔しない方法を伝授。塾の新学期は2月から…『令和の受験 保護者のための参考書』で保護者も中学受験を“正しく”理解しよう。毎日連載>これまでの連載はこちら!

学力差はいつから生まれるか

中学受験勉強はいつごろスタートするのが平均的なのでしょうか。

中学受験生の大半が小学校3年生~4年生に進学塾に通い始めます。

Photo by GettyImages

多くの進学塾では最初に「入塾テスト」が実施されます。学力的に厳しいのであれば、中学受験を目指すための進学塾にすら入れないこともあるのです。

この「入塾テスト」。驚くべきは最初から子どもたちに大きな学力差が生じていることです。しかも、成績優秀な子がそれまで別の塾で「下積み」をしているとは限りませんし、小学校低学年から塾漬けの子であっても、厳しい結果になってしまうこともあります。

四谷大塚が年に2回、全国規模で開催している「全国統一小学生テスト」という無料の模擬試験があります(わたしの塾も実施会場になっています)。幼稚園の年長組から小学校6年生までを対象にしていますが、年長組や小学校1年生といった低学年であっても、その学力の開きはかなり大きいのです。

小学校に入ったばかりというのに「偏差値30」などの数値的評価を突き付けられる子もいます。何だか酷な気がしますが、これが現実です。この模擬試験も先に挙げた入塾テスト同様、数値的結果と塾通いしているか否かの相関関係はあまり見られません。

こういう話をすると、「先天性」なんて表現が頭をかすめてしまいます。しかしながら、わたしはその手の専門家ではありませんし、「素質」とか「遺伝的要素」なんて言い出したら、そもそも話の大半は終わってしまいます。塾講師としてこの見方に抗い、学力格差が生じる要因を探っていきたいと思います。

編集部からのお知らせ!

関連記事