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ワクチン接種、日本がここまで「出遅れ」ているのには「意外なワケ」があった…!

ITシステムに大問題がある

またITに大問題

新型コロナウイルス・ワクチンが多くの国民の最大の関心事になってきた。菅義偉首相は2月2日の記者会見で医療従事者への接種は2月中旬から始めるとし、高齢者に対しても4月から接種を始めると断言した。

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菅内閣の支持率が急落する中で、ワクチン接種が「公約」どおり実施できなかった場合には、政権の命取りになりかねないだけに、ワクチン接種を所管する厚労省も首相官邸にも大号令がかかっている。

ところが、肝心のワクチン接種を管理するためのITシステムに大問題が存在することが明らかになった。

厚労省は2020年夏からワクチンを届けるためのシステム開発に乗り出し、「ワクチン接種円滑化システム(略称「V-SYS」=ヴイシス)」の準備を進めてきた。ところが、このV-SYS、調達したワクチンを自治体の医療機関や接種会場に公平に配分するためのシステムで、いつ、誰に接種したかを記録することは想定していなかった。

接種は国から自治体への委任事務だから、接種して管理するのは自治体の仕事だ、というのが厚労省の考え方で、住民が接種したかを把握するのは、自治体が従来通り「予防接種台帳」を使って行えば良いとしていた。

 

つまり、ワクチン接種での国の役割は、自治体に公平に分配するところまでの「調整」だというのだ。菅首相が2月2日の会見で、ワクチン接種になぜ時間がかかっているのか、という質問に、「ワクチンの確保は、日本は早かったと思います。全量を確保することについては早かったと思います」と答えていたが、国の責任は「確保」して「配分」するところまでだ、というのが本音であることが滲み出ていた。

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