日本には「国民的アーティスト」が圧倒的に不足している…「完売画家」がコロナ禍に考えたこと

中島 健太 プロフィール

コロナ禍に急伸したアートEC

一方でこのコロナ禍において加速するアート事業も存在する。

ノーボーダーアートEC「TRiCERA」が約1.2億円を調達したことがニュースになった。

読者の中にも自前のネットショップを持っていらっしゃる方もいるだろう。

TRiCERAはアートに特化したECプラットフォームの提供、そしてそれが「国境」で制限されていないというのが非常に大きな強みだ。

実は多くの国内ECサイトは海外からの検索では表示されない。

そして表示されたところで通貨の問題、流通輸送の問題で海外へのリンクはあるようにみえてほとんどないというのが実情だ。

それらの問題をクリアし、創業僅か2年足らずで登録アーティストを80ヵ国2400人以上まで増加させ、このコロナ禍においてもその数は伸び続けている。

かしこまったギャラリーに足を運ぶのはなんだか気が引けたとしても、オンライン上でだったら是非アートに触れてみたい、そう思っている方も多いのではないだろうか?

 

先述した、障害と共に生きるアーティストの作品も公開されている。

「ノーボーダー、それは国境を越えるだけにとどまらず、誰にでも門戸は開かれているということです」

僕と同世代の創業者、井口泰氏の言葉は実に印象的だった。

こういった民間のチャレンジが日本における国民的アーティストの誕生を後押しする可能性があると僕は考えている。

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