今や、男女の出会いの主流となった「マッチングアプリ」。
スマホ一つで相手を探せるという利便性は、出会い方だけでなく男女関係そのものにも大きな変化をもたらしたようです。
現実は小説より奇なり。当連載では欲望渦巻くマッチングアプリの「リアル」を徹底取材しました。
今週は、マッチングアプリからさらに進化したオンライン出会いに足を踏み入れた独身男子のお話です。
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社交場のはずが、出会いの場に?
【プロフィール】
名前:敦史(仮名)
年齢:31歳
職業:ベンチャー系IT企業勤務
ステータス:独身
マッチングアプリ使用歴:約3年
名前:敦史(仮名)
年齢:31歳
職業:ベンチャー系IT企業勤務
ステータス:独身
マッチングアプリ使用歴:約3年
「あのー、良ければClubhouseの鍵つきのroomで話しませんか?」
マッチングアプリの体験談を聞きたいと知人づてに取材を申し込んだところ、敦史はこんなLINEの返信をくれた。
「ZoomやLINE電話より、Clubhouseの方が音質も良いし喋りやすいんですよ」
Clubhouse(クラブハウス)というのは、今年1月下旬から急激に広がり始めた音声SNSだ。
一般的にはラジオのような感覚で人の話を気軽に聞けるアプリで、多くの有名人やインフルエンサーも参戦したことから、そのブームは止まることなく広がり続けている。
けれど、個人的な会話をするのにまでClubuhouseを使うというのは初耳だ。
「そういえば、Clubhouseを使い始めてからはマッチングアプリも開いてないなぁ。最近は毎晩Clubhouseのルームで合コンしてるんで」
そうして敦史は、マッチングアプリ事情だけでなく、“Clubhouse合コン”という次世代のオンライン出会いの衝撃の実態を教えてくれた。