2021.02.22
# 中国

習近平よ、アメリカはもう許さない…! ここから中国が直面する「マジでヤバい問題」の正体

橋爪 大三郎 プロフィール

中国の「異常さ」の根幹

ただの専制や独裁ならば、まだ許せる。中国は、神を知らず、自由を知らない。アメリカにとって代わる資格がそもそもない国なのである。

中国にも憲法があるじゃないか。経済は繁栄しているじゃないか。人びとの生活もそれなりに守られているじゃないか。

それを言えば、かつて、大日本帝国もそうだった。でも天皇がいて、軍部がのさばり、国際社会のルールを無視して行動した。アメリカは、放置できないと思った。同じようにアメリカは、中国を放置できないと思っているのである。

 

軍部が日本のガンだったとすれば、中国のガンは、中国共産党である。

日本の軍部はそれでも、憲法に規定があった。国家機関だった。天皇の統帥権をタテに政府のコントロールを離れただけだ。

中国共産党は、憲法に規定がない。国家機関でなく、任意団体である。その任意団体が権力をもち、人民解放軍の指揮権をもっている。はなから憲法のコントロールを離れているのである。

中国共産党が政権を乗っ取り、政府を樹立し、政府を指導する。これは革命のための、緊急措置である。でもそれが恒常化している。革命はもうやらないのに、共産党は権力を手放さない。これが中国の「異常さ」の根幹だ。

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