福田さんが読んだ絵本は
どのようにして選ばれたのか

「#えほんでみらいをかんがえる」
ブックハウス&カフェ店長 茅野由紀さんがこの二冊を選んだ理由

ぞろりぞろりとやさいがね(作・絵/ひろかわさえこ 偕成社)

>福田萌さんによる読み聞かせ動画はこちら

選書理由:
「ぞろりぞろり」や、「~で、ありました」「~なので、ございます」といった物言いが小気味よく、歌も入っているので思いっきり劇仕立てにしたりして読み聞かせを楽しめます。最初の野菜たちの恨みつらみのおどろおどろしい感じから一転、最後はみんな笑顔に。

大人の方はもう胸が痛くて痛くて。私だって子どもの時は、「私は絶対に野菜をこんなひどい目にあわせない!」と天に誓ったはずなのに、この体たらく。食べ物を大切にする気持ちと、日々の忙しなさから野菜を腐らせてしまう、どちらも本当の自分です。この絵本はそんな情けない大人にも優しい言葉をかけてくれます。食の大切さ、腐ってしまった場合の対処法、無駄にしないことを考える、など、小さな子どもたちにも食の大切さ、丁寧な暮らしの大切さが伝わります。腐ったり傷んだりして傷ついた野菜たちの姿すら、こんなに愛おしく可愛らしく描けるのはひろかわさえこさんならでは! 絵の力も大きい絵本です。

コウノトリノトリのコウちゃん(作・絵/かこさとし 小峰書店)

>福田萌さんによる読み聞かせ動画はこちら

選書理由:
コウノトリは人懐っこく、幸せや赤ちゃんをつれてくる鳥として、親しまれてきた鳥です。でも、環境の変化とともに今では数が減り、日本の特別天然記念物の一つとされています。なぜコウノトリの数が減ったのか。長い歴史の中で環境が変化していくことは避けられない運命ではありますが、環境の変化の中に人為的な理由が大きいことは確かです。コウノトリが生きるためには多様性をもったきれいな環境が必要ですが、それは人間にとっても暮らしやすい環境。コウノトリの暮らす場所を整えることは、人間にとっても同様によいことだと教えてくれています。人間も地球に生きる仲間の一人でそれぞれが相互に関わりながら生きています。それを忘れている人があまりに多く、だからこそ起こっている問題も多いのではないでしょうか。そんなことを、この絵本が語ってくれているようです。

>絵本に出てくる越前市のコウノトリと、かこさとしさんのメッセージがおさめられた動画はこちら

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撮影/山本倫子 ヘアメイク/鈴木京子 スタイリング/大瀧彩乃

提供:ネスレ日本
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