中国でコロナ感染再拡大、規模は当局公表の10倍以上といえる理由

食料不足の封鎖都市、観賞魚まで食べる
北村 豊 プロフィール

公表数字によると、こんなもんですが

ところで、石家庄市で1月7日に都市封鎖が開始されるまでの経緯はどうだったのか。河北省では中国政府「国家衛生健康委員会」の指示に基づき河北省衛生健康委員会が『河北省COVID-19蔓延状況』を毎日発表しているが、そこには河北省内で確認されたCOVID-19の感染状況(国内感染と海外からの持込感染)に関するデータが記載されている。それに基づき国内感染に限定して見てみると、

■1 2021年1月1日の 24時間における河北省の新規感染者、新規死亡者、新規疑似患者、新規無症状患者は全てゼロであったが、翌1月2日には新規感染者が1人になった。1月3日の新規感染者は4人、新規無症状患者は13人であった。1月4日には新規感染者が14人となり、このうちの11人は石家荘市住民であり、3人は邢台市住民だった。また、1月4日に河北省で確認された無症状感染者は30人であったが、これら30人は全て石家荘市住民であった。

■2 1月5日には河北省で新規感染者が20人確認されたが、このうち19人は石家荘市住民、1人は邢台市住民であった。また、5日に河北省で確認された無症状感染者は43人だったが、このうちの41人は石家荘市住民、2人は邢台市住民であった。翌6日の河北省における新規感染者は51人となったが、そのうちの50人は石家荘市住民、1人は邢台市住民であった。河北省における6日の無症状感染者は69人だったが、そのうちの67人が石家荘市住民であり、2人が邢台市住民だった。

なお、1月6日に中国全土で確認された新規感染者は52人だったから、河北省の51人は中国全体の98%を占め、石家荘市の50人は中国全体の96%を占めた勘定になる。

■3 1月7日には河北省で新規感染者が33人確認されたが、このうちの31人が石家荘市住民、2人が邢台市住民だった。1月7日に確認された無症状患者は39人だったが、そのうちの35人が石家荘市住人であり、4人が邢台市住民だった。

河北省で今年最初の感染者が確認された1月2日から1月7日までの累計は、新規感染者が123人、無症状患者が194人だったが、この内に占める石家荘市の割合は、新規感染者が111人で90%、無症状患者が173人で89%であり、正に石家荘市は河北省のCOVID-19蔓延の中枢を構成していると言う事ができる。なお、邢台市の同期間(1月2日から1月7日まで)における累計は、新規感染者が7人、無症状患者が8人であった。

 

石家荘市が都市封鎖を実施した翌日の1月8日には、河北省の新規感染者が14人であり、無症状患者は16人だったが、これら30人は全て石家荘市の住民だった。翌9日の新規感染者は河北省が46人で、そのうちの44人が石家荘市住民であり、2人が邢台市住民だった。同日の無症状患者は13人だったが、これらは全て石家荘市住民だった。

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