中国ではCOVID-19の蔓延を防ぐべく、突然に都市封鎖や小区封鎖を行い、甚だしい場合は住宅の門を開かないように溶接して固定することもある。
そうした状況下でも、往々にして封鎖されて自宅待機を命じられた住民に対する食料や生活必需品の供給が滞ったり、不足する事態が発生していて、住民が餓死寸前に追い込まれることも多発している。
上述した姜さんの場合は突然に小区閉鎖が行われたことから、食料や生活必需品を前もって買いだめしておく時間的余裕がないまま自宅待機を命じられたのだろう。このため、1月6日に小区封鎖が開始されてからわずか4日目で食料不足に陥り、2500元もした大事な鑑賞魚を蒸し焼きにして食べてしまったのであろう。
彼は「アロワナが弱っていて、もう寿命が尽きそうだった」と述べたが、それは恐らく精一杯の弁明で、「背に腹は代えられなかった」というのが本音だろう。
この動画を見たネットユーザーは、姜さんが自分で飼っていた2500元もする観賞魚を食べたということに唖然とすると同時に、「アロワナを1年間も飼っていたのは食用とするためだったのか」と姜さんに皮肉な疑問を投げかけたのだった。