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食料不足の封鎖都市、観賞魚まで食べる
北村 豊 プロフィール

観賞魚・アロワナで飢えをしのぐまでに

1月9日、恐らく藁城区内のどこかの小区に住むと思われる、姜という姓の男性(以下「姜さん」)がネットの動画サイトに次のような投稿をした。すなわち、1月9日は1月6日の小区封鎖から第4日目であったが、外出禁止で買い物にも行けないために、自宅の冷蔵庫の中の野菜や生活必需品は底を突いていた。そこで、彼は何か食べられる物はないかと思案した結果、思いついたのが自宅の水槽で飼っている熱帯魚の「金龍魚(アロワナ)」であった。

by Gettyimages

この淡水魚のアロワナは、1年前にペットショップで2500元(約4万円)を投じて購入したものであった。アロワナの体長は購入当時には25センチメートル程度だったが、今では成長して40センチメートルになっている。動画の中で、姜さんはアロワナを水槽から取り出すと、手慣れた様子でアロワナを包丁でさばくと、鱗(うろこ)を取り除いてから中華鍋に入れて蒸し焼きにしたのだった。

 

アロワナの調理を終えた姜さんは動画の画面に向かって、「突然の強制的な自宅待機で籠城4日目にして早くも食い物が無くなった。腹が減っては戦が出来ない。そこで、何か食べる物はないかと探したら、目に入ったのは水槽の中のアロワナだったが、どう見てもアロワナは弱っていたので、このまま死なせるよりは食べてしまった方が良いという気持ちが募り、ふと我に返った時にはアロワナをさばき終わっていた。今は外出もままならないので、ペットショップへ行って魚の薬を買いたくても買えない状況にあり、自分は長年にわたって観賞魚を育てているので、魚の寿命が尽きそうかどうかを判断できる」と述べた。

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