報酬指向か、仕事への愛か。内向型と外向型でこんなに違う働き方

だから、いつも自分らしくしていよう
スーザン・ケイン プロフィール

「報酬」に敏感か「脅威」に敏感か、判別テスト

自分が報酬指向なのか、それとも脅威指向なのか、あるいはその両方なのかを知りたければ、つぎの文章が自分にあてはまるかどうか考えてみよう。

 

もし、あなたが報酬指向ならば、
1 欲しいものを手に入れると、興奮してエネルギーが湧いてくる。
2 欲しいものがあると、いつも全力で手に入れようとする。
3 絶好の機会に恵まれたと感じると、たちまち興奮する。
4 いいことがあると、ものすごくうれしくなる。
5 友人たちと比較して、恐れることが非常に少ない。

もし、あなたが脅威指向ならば、
1 批判されたり怒られたりすると、非常に傷つく。
2 誰かが自分のことを怒っていると知ったり考えたりすると、ひどく心配になって狼狽する。
3 なにか不愉快なことが起こりそうだと感じると、とても気持ちが高ぶる。
4 重要なことなのにうまくできないと不安になる。
5 失敗するのではないかと不安だ。

内向型が仕事を愛するもうひとつの重要な説明は、著名な心理学者ミハイ・チクセントミハイが「フロー」と名づけた状態にあると、私は確信している。フローとは、人間が物事に完全に没頭し、精神的に集中している状態のことだ――遠泳でも作曲でも相撲でもセックスでも。フローの状態になると、飽きたり不安を感じたりせず、自分に十分な能力があるかと心配になったりもしない。時間が知らぬ間に過ぎていく。

フローを経験する鍵となるのは、「行動がもたらす報酬」ではなく、その「行動自体」を目的とすることだ。フローは外向型か内向型かには関係ないが、本を読んだり果樹の手入れをしたり、ひとりで海にヨットを走らせるなど、報酬とはなんの関係もない個人的な追求について、チクセントミハイはフローの例を書いている。彼はフローが起こる条件について、人間が「報酬や懲罰などをまったく考えないほど社会環境から自由になったときである。そういう自律的な境地に達するには、自分で自分に報酬を与えることを学ばなければならない」と書いている。

関連記事

ABJ mark

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標 (登録番号 第6091713号) です。 ABJマークについて、詳しくはこちらを御覧ください。https://aebs.or.jp/