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『びっくりドンキー』のハンバーグ、見た目は地味でも「なぜかウマい」理由

味も接客も「びっくり」させる工夫
高井 尚之 プロフィール

「ワンプレート」に隠された秘密

びっくりドンキーは、競合のハンバーグチェーン店とはひと味違う。

まず、料理は1つの皿にライスやサラダを盛り合わせたワンプレートで提供される。鉄板での提供もできるが、注文数は少ない。「常連のお客さまほど、ワンプレートで頼まれます」(松本さん)。

「びくドン」の顔とも言えるディッシュ皿は一緒に盛られた肉・ごはん・サラダが混ざらないように工夫されていると耳にしたが、本当だろうか。

「本当です。お皿を触ってみるとわかるのですが、まっ平らではなく真ん中が盛り上がっています。外側にソースが逃げていく構造になっているのです」

看板メニューの「レギュラーバーグディッシュ」(提供=株式会社アレフ)

ここで前述の疑問を思い切ってぶつけてみる。「ペラペラでも美味しい」理由は何か。

「まず原料へのこだわりです。ハンバーグの原料は牛肉と豚肉の合い挽き肉です。牛肉は、2001年からびっくりドンキー専用のナチュラルビーフを使用。ニュージーランド南島とオーストラリア・タスマニア州契約生産者の指定牧場で、伸び伸びと放牧飼育された牛です。豚肉もストレスの少ない環境で育てられた豚です。専門的な言い方では、抗生物質や合成抗菌剤の使用を制限されたポークを使用しています。

 

確かに手ごねハンバーグと比べると薄いかもしれませんが、味は自信を持っています。また箸で切れやすい点も好評いただいています。

焼き方も工夫しており、味付けは、しょうゆベースなので日本人に合う味にしています。ハンバーグソースのレシピは厳格に管理されており、社内でも数人にしか明らかにされていない。私も知らない門外不出の味なんです」

時代とともに、味付けは少しずつ調整される。SNSでは個人が作った「びくドンのレシピ」が公開されているが、本当の味付けはトップシークレットだ。

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