2021.02.09
# 中国

日本人は知らない…中国の若者はもう「行列の割り込み」も「大声での会話」もしなくなっていた…!

中島 恵 プロフィール

・列車やぬいぐるみなどに「ありがとう」とお礼をいったり、話しかけたりするようになった→以前はモノを粗末に扱う人が多かった。

・自分が間違ったり、人にぶつかったりしたときには、すぐに謝る人が増えた→以前は間違いだとわかっても絶対に謝りを認めないという人も多かった。

まだまだある。

・健康のためにサプリや青汁を飲み、スポーツジムに通うようになった→以前は大盛りご飯と脂っこい料理を好み、公園で太極拳をしていた。

・かわいいレターセットで手紙を書くようになった→スマホが発達する以前も、一部の人を除き、ふだんから手紙を書く人は多くなかった。

・汚いトイレには、怖くて入れないし、できるだけ入りたくない→トイレは汚いものなので、自分も汚く使っていた。

・バラを一輪もらうことを素敵だと思うようになった→以前は豪華な花束をもらわないと、バカにされているような気分になった。

・他人より目立ちたいという気持ちは今もあるが、常に自分を立ててほしい、といった類のメンツは、以前より気にしなくなった→以前は命の次にメンツを重視した。

 

同時多発的な変化

さすがにそこまで変わってはいないだろう、と思う人もいるかもしれない。上記したような「新しいタイプの行動」を取っている若者と、「かつての中国人的振る舞い」をしている人は全然違う世代だ、という指摘もあるだろう。確かに、このような若者はまだ全体から見れば一部かもしれないが、私の感触では、このように「まるで日本人のような行動」を取るZ世代の若者は確実に増えている。

それは都市部の若者だけに限らない。ネットやSNSの発達により、トレンドや流行は、都市部から農村部へ、沿海部から内陸部へというように、グラデーションを描いて一方向に段階的に進んでいくのではなく、各地で同時多発的に起こっている。もはや「(遅れている)内陸部の若者だから、まだサプリを飲む習慣はないだろう」といった地理上から見た分析、経済格差から見た分析ができないような状況となっているのだ。

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