人生を好転させるのに知るべきは、自分にとって「最適の覚醒レベル」

仕事も人間関係もそれに合わせよう
スーザン・ケイン プロフィール

自分の「スイートスポット」をさがそう

内向性と外向性はそれぞれ特定のレベルの刺激を好むのだと理解すれば、自分の性格が好むレベルに自分自身を置くようにすることができる。つまり、自分にとって覚醒の活性が高すぎも低すぎもしない、退屈も不安も感じない状況に。心理学者が言うところの「最適な覚醒レベル」――私はこれを「スイートスポット」と呼んでいる――を知っていれば、今よりもっとエネルギッシュで生き生きとした人生が送れる。

 

あなたのスイートスポットは、あなたが最適の刺激を得られるところだ。あなたはもうすでに、気づかないままにそれをさがそうとしているかもしれない。すばらしい本を手にして、満ちたりた気分でハンモックに横たわっているところを想像してみよう。それがスイートスポットだ。だが三〇分後、ふと気づくと同じ場所を何度も読んでいるのに気づく。それは覚醒が低い証拠だ。

そこで、あなたは友人に電話して朝昼兼用の食事に出かけ――言い換えれば、刺激レベルを一段階上げて――ブルーベリーパンケーキを食べながら噂話をしたり笑ったりしていると、ありがたいことに、あなたはまたスイートスポットへ戻れる。けれど、より高い刺激レベルを求める外向型の友人に説き伏せられて、パーティへ出かけると、あなたにとっての心地よい時間は終わりを告げる。パーティへ行けば、うるさい音楽や初対面の人々に囲まれてしまうからだ。

友人の知り合いたちは愛想よく話しかけてくれるが、あなたはやかましい音楽に負けないよう声を張りあげて軽い雑談をすることにプレッシャーを感じて、刺激が強すぎる状態になる。自分と同じような人間を見つけて隅のほうでもっと深い話をはじめるか、さっさとパーティ会場から逃げ帰って本を読むかしないかぎり、その状態は続く。

こうしたスイートスポットの仕組みを理解しておけば、自分のためになる。仕事も趣味も社交も、できるだけスイートスポットに合うように設定すればいいのだ。

自分のスイートスポットを知っている人は、自分を消耗させる仕事を辞めて、満足できるあらたな仕事に就くパワーを持つ。自分の家族の気質に合わせて家を見つけることもできる――内向型には窓辺の椅子など居心地のいい場所がそこここにある家を、外向型にはリビングやダイニングのスペースが広いオープンな雰囲気の家を。

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