文在寅に米国が「ノー」を突きつけた…! 米韓“亀裂”で、ついに文在寅「万事休す」へ

武藤 正敏 プロフィール

文在寅への「不満」

韓国はこれまでも、康京和外相が昨年9月、クアッド参加問題に関し「他国の利益を自動的に排除するいかなることも良いアイディアではないと考える」と否定的に反応していた。

そうした韓国の反応を見て、トランプ政権下でも文在寅政権に対する不満は顕在化していた。

ポンぺオ国務長官は東京で開かれたクアッド外相会議後の韓国訪問を急遽キャンセルしていた。

昨年の国連総会の一般討論演説で文在寅氏が米国との事前協議がなく北朝鮮との「終戦宣言」に言及したことについて、かつてホワイトハウスで補佐官を務めたマイケル・グリーン氏は「韓国大統領が国連で米国議会や政府の立場とこれほど一致しない演説をするのは見たことがない」と述べた。

米韓安保協議会では、韓国の徐旭(ソ・ウク)国防相が「戦時作戦統制権の移管条件を早期に整え、韓国軍主導の連合防衛体制をぬかりなく準備したい」と述べた。これに対し、米国のエスパー国防長官は「特定の時限を定めて移管するという約束は、米国の軍隊と国民を危険にさらしかねない」としてこれを受け付けなかった。

 

さらに、協議会後に予定されていた共同記者会見は米国側の要請により突然キャンセルされた。

今年に入って、文在寅政権は「北朝鮮との関係改善のためには米国との協力が重要である」との認識を持つようになってきた。そのため、クアッドに対す姿勢も若干変わり始めているのではないかとの観測も出ていた。しかし、これをひっくり返したのが習近平主席との電話会談でのやり取りではないだろうか。

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