2021.02.06

2021年以降、マンション・戸建ての価格が「下がる地域」と「その意外な理由」

榊 淳司 プロフィール

ざっくりいうと、それまで5000万円でマンションが買えていたエリアの価格が、異次元金融緩和が始まった数年後には、7000万円に上昇してしまったのである。

例えば、東京の湾岸エリアのタワーマンション価格などが、その典型的な事例である。他にも東京の都心(千代田区、港区、渋谷区、新宿区など)や城南(世田谷区、目黒区など)、あるいは湾岸エリアや神奈川県川崎市の武蔵小杉駅周辺などでは激しい価格上昇が見られた。

今では東京23区全域に、マンションの値上がり現象が広がっている。しかし、より需要が集中した都心や湾岸エリアでの価格上昇率が際立っている

そして日本で異次元金融緩和が始まって約7年後に、新型コロナがやってきた。これでマンションへの需要が細って、いよいよ下落が始まるか……と思われたが、結果は先述の通り。これまた未曾有の規模で景気対策が行われたことに加え、テレワーク特需の発生で下落局面への移行は阻まれた。それどころか、部分的な上昇現象さえ起っている。

〔PHOTO〕iStock
 

2023年に起きること

では、ここまで上昇したマンション価格はいつ下落に転じるのか? すでにお気づきだと思うが、それは確実に以下の事象が実現した場合に起こる。

異次元金融緩和の終了、である。

つまり、「ファクターX」とは異次元金融緩和の終了であり、端的に言えば「金利の上昇」だ。

では、それはいつ起こるのか?

実は、ある程度のスケジュールは読める。

2023年の4月以降のいつかに異次元金融緩和は終了し、金利は上昇局面を迎える。そうなれば、マンションを始めとした不動産の市場価格は下落に転じる。

なぜ、2023年の4月以降なのか?

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