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もはや茫然自失の菅首相…なぜ彼には「チーム菅」と呼べる仲間がいないのか

「菅一存」の弊害

降板もやむなし

菅義偉首相は、野球に例えれば無死満塁で満を持して登板したリリーフエースのはずだった――。確かに、マウンドに立った菅投手はいきなり「携帯電話料金の引き下げ」と「不妊治療の保険適用」という豪速球で2者連続三振に討ち取り、残るはあと1人までいった。

ところが、与党議員4人の「夜の銀座」問題や森喜朗東京五輪組織委員会会長(元首相)の「女性蔑視発言」といった自軍野手のエラーがあった上に、「長男の接待」疑惑で自らが乱調を来し四球乱発に加えて、思わぬ長打を浴びて茫然自失の状態である。ここは「コロナ退治」という魔球でも繰り出さなければ、観客のブーイング(内閣支持率の急落)が止まらず降板もやむなしの大ピンチだ。

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なぜ、菅投手は突然の乱調を来したのか。捕手の出す投球サインに従わない、ピッチング・コーチがマウンドに駆け寄っての助言も断る投手なのだ。配球の組み立てだけでなく試合運びまで全てを仕切る。まるでプレイング監督である。

政治に話を向けると、筆者が繰り返し指摘してきたことだが、政権発足当初の首相事務秘書官人事が間違っていた。菅氏が官房長官時代の事務秘書官を「気心が知れているから」と、そのまま首相秘書官に格上げ・起用したのだ。

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