©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable *画像はすべてアニプレックス プレスリリースより
# 教育

『鬼滅の刃』鬼殺隊から学ぶ「子どもの力を伸ばす」教育のポイント

キーワードは「型」「仲間」「心」

大人気アニメ『鬼滅の刃』。映画『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は昨年末に日本国内の興行収入1位を記録、現在は371億円を突破している。アニメだけでなく、コミックシリーズ別総売上も1億部を達成。その快進撃は未だ続いている。

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

作品の魅力については、私が語るまでもない。ファンそれぞれがそれぞれに熱い「鬼滅論」を持っている。今回は、ネタバレありで、教育ライターの私が気になって気になって仕方がなかった『鬼滅の刃』から見えた“子どもの力を伸ばす教育”について、誠に勝手ながら、お伝えさせてほしい。

*以下、ストーリーの核心にふれる記述がありますので、ご注意ください。

さまざまな「呼吸法」が生まれたワケ

鬼殺隊の剣士たちの強さの鍵は、呼吸法である。なかでも私が注目したのは、基本の呼吸法がありながら、剣士たちがオリジナルの呼吸法を派生させていくという点だ。

「自分に合わせた呼吸と剣技に…最も自分の力が発揮できる形に変化させ、考え抜いたから呼吸は分かれて増えていったんだ」と、主人公・竃門炭治郎は育手(鬼殺隊を志す若者の師匠)の鱗滝左近次に言われたことを回想している(コミック11巻)。

少しだけ解説すると、鬼を倒すための「始まりの呼吸」は、日の呼吸だった。そこから、「水・炎・岩・風・雷」が生まれる。そして、さらに剣士たちが様々な呼吸へと派生させていく。

例えば、鬼殺隊の中で抜きん出た力を持つ隊の中心・柱のひとりである、時透無一郎の霞の呼吸は、風の呼吸の派生。元柱の宇髄天元の音の呼吸は、雷の呼吸の派生だ。

 

鬼殺隊には、継子という育成体制がある。継子とは、柱が直々に育成する有望な若手剣士のことだ。実戦の中においても育成を図っていく継子制度は、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)に当たるものだともいえそうだが、この育成の仕組みの中でも、同じ呼吸法が継承されるとは限らない。

例えば、恋の呼吸を操る甘露寺蜜璃は後に炎柱となる煉獄杏寿郎の継子だったが(コミック外伝)、炎の呼吸から恋の呼吸を編み出した。

編集部からのお知らせ!

関連記事