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YouTubeの「変貌」が、出版業界に大きなインパクトを与えるかもしれない

YouTube発「小説」ブームを考える

以前、「現代ビジネス」にYouTube上で展開される「マンガ動画」のノベライズが2021年に入って次々刊行されている、という記事を寄稿した。

それ以外にもYouTube発、またはYouTuberによる小説が書店を賑わせている。

と言ってもUUUMに所属しているようないわゆるYouTuberが小説を書いているわけではない。トークと企画で勝負するバラエティ番組的なYouTubeチャンネルではない、物語を提供する動画チャンネルも2010年代後半以降、人気を博している。

YouTubeは今やマンガや映画、小説と並んで、作家がストーリーを届ける場としても成熟してきている。

のみならず、作家や作家志望者がYouTubeに大挙するようになるかもしれないという、日本の小説投稿サイト/出版業界に影響を与えうる可能性も、このトレンドは示唆している。

 

小学生に人気「クロネコの部屋」発の小説

とはいえ、まずはどんな作品があるのか少し解説しておこう。

たとえば小学生に人気のホラーチャンネル「クロネコの部屋」(2018年開設、チャンネル登録者数約43万)から生まれた、原著クロネコの部屋、著・一夜月夜・天乃聖樹・高橋佐理『ミステリー案内人さんのコワイハナシ』(KADOKAWA)シリーズは、20年6月に小説第一弾が刊行されている。

この作品が「小学生向け」と言えるのは、中学年以降を対象読者とする児童文庫作品で守られているレギュレーション(グロい・エグい殺し方や暴力描写は避ける、等)に倣っているからだ。

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