お得なマンションの探し方にはいろいろとコツがありますが、その中の一つが「リフォームできれば改善できる」マンションを探すことです。
人間というのは、目で見た情報に強い影響を受けるものです。「こうすれば改善できるな」と頭で考えたとしても、実際に目の前の現状に逆らってまで、想像をすることはなかなか難しいものです。
それゆえ、中古マンションの中には「不当に評価が低い(つまり『激レア』)」マンションというものが存在します。
そこで一番注目したいのはマンションの間取りです。「おっ、このマンション安いな!」と思って実際に見学に行ってみると、間取りが使いにくいというケースがあります。
図面を見ているだけでは気づきにくいのですが、実際にマンションの中を動き回ってみると、どうにも動きづらかったり、ムダな動きを強いられる間取りになっているのです。
そんな間取りになってしまっているのには理由があります。
新築マンションを建設する時点では、マンションディベロッパーはどんな人がマンションを買うのかわかりません。どんな人が買って、そこに住むのかがわからなければ、リビングが広い方がよいのか、ダイニングが広い方がよいのか、キッチンを重視するのか、それともまったく重視しないのか判断がつきません。