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かつて競馬場に巣食った「裏稼業」4選…忘れ去られた商売人は今どこに

“〇〇屋”と呼ばれた人たち

昭和から平成初期にかけて、競馬場などのギャンブル場といえば、治安の悪い場所といった側面があった。

筆者が若いときに体験したものでは、入場門近くで勝手に行われていたチンチロリンだったり、コーチ屋に声をかけられたり、さらにはレース場内の公衆電話から「3点差以上に5万だ」とプロ野球チーム名を挙げて電話しているシーンを見かけたこともあった。

しかし令和となった昨今、そんなシーンをレース場において一切見かけなくなった。ネット投票が普及し、施設もきれいになり、家族で行っても楽しい場所に変わってゆくレース場において「裏稼業」ともいえるノミ屋やコーチ屋はすでに忘れ去られた存在なのかもしれない。

今回はかつて存在した裏稼業を振り返ると同時に、今はどうなっているのかも少し取り上げたいと思う。

1.ノミ屋(ニギリ屋)

 

「ノミ屋」の“ノミ”とは簡単にいえば「馬券購入を代行した代金を横領する(飲む)」行為のことだ。地域によっては「ニギリ」とも言われていた。このノミを業態として行っているとノミ屋となる。

これはもちろん法律違反で競馬ならば競馬法の罰則として5年以下の懲役又は500万円以下の罰金(30条)、ないしは3年以下の懲役又は300万円以下の罰金(31条)となる。ノミ屋を利用した側も100万円以下の罰金(33条)だ。もちろん、競馬以外の公営競技もすべて各々の法律で同様の罰則が存在する。

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