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トランプは「カルトのリーダー」か…日本人が知らない「これからの難題」

言葉が暴力に変わるとき

陰謀論と偽ニュースがもたらしたもの

アメリカの首都、ワシントンDCの議事堂襲撃事件から1ヵ月が過ぎようとしている。1月6日、数千人の群衆には、右翼団体のほかに、一般市民らしい人々が多数、含まれていた。

彼らが「民主主義を守るために自分たちが立ち上がるしかない」と真面目に信じたのはなぜか。

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「アメリカを救うためにデモで集まろう!(March to save America)」というサイトにはこうあった。

1月6日、ホワイトハウスでドナルド・トランプ大統領と一緒に、朝の7時から・午後1時に米国議会でプロテスト! #StopTheSteal(選挙を盗むのは止めろ)、トランプ大統領と共に戦いましょう! 2021年1月6日、ワシントンDCに集まり、"エリート"たちに対して私たちが不正な選挙のために戦うことを知らせるのです。トランプ大統領と一緒に#StopTheSteal合同団体はエリプス(ホワイトハウスの南の公園)で朝7時に集まります。アメリカの運命がかかっているのです。午後1時には議事堂へ行き、選挙人の承認に対して抵抗を示しましょう。

これだけを読むと、国にとって一大事が起きているような印象を受ける。

 

しかし、#StopTheStealキャンペーンとは、2016年の大統領選挙以前に、共和党の政治コンサルタントであるロジャー・ストーンが、「勝っても負けても」トランプが有利になるように始めたスローガンで、勝てば問題なし、もし負けた場合、選挙に対して異論を唱えられるように考えられたものだ。

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