【みんなセックスレス #01:ママ活で夫婦活】
もはや社会問題と言っても過言ではない、夫婦の「セックスレス」。本連載では、毎回1組にフォーカスし、彼らがどのようにその問題と向き合っているのか紹介していきたい。

地方に住む由貴さん(45歳・仮名)は、結婚16年目の同い年の夫と、9歳になる娘の3人家族だ。夫と共に営むビジネスも堅実に成長しており、一昨年はついに念願のマイホームを建てた。けれども、由貴さんと夫は年に1度、彼女の誕生日にしかセックスをしない。そのことに由貴さんは何年も悩んでいたが、「ある約束事」をしてから2人の仲が劇的に改善したという。

いったいどんな約束なのか。そして、そもそもなぜ二人はセックスレスになったのか。夫婦が幸せの形をつかむまでもがいてきた道程をお話ししたい。

「夫婦二人三脚」でセックスレスに

由貴さんと夫は29歳の時に友人から紹介されて交際を始め、1年後の30歳に皆から祝福されて結婚した。結婚後、由貴さんは勤めていた会社を辞めて夫の会社に入社。結婚する3年前に夫が創業した会社は、由貴さんの入社時には社員が夫婦を含む5人しかいなかったが、皆で懸命に働いて創業19年目の今は従業員は15人いるという。

だが、「この夫婦二人三脚が、セックスレスの発端になったのかも」と由貴さんは考える。

写真はイメージです(以下同)〔PHOTO〕iStock

「結婚してから、仕事でも家庭でも24時間ずーっと一緒。小さな町に住んでいるから、誰もが知り合いだし、私たちは“夫婦2人でひとり”みたいなものなんです。最初は夫と仕事をするのが新鮮で楽しかったのですが、家で2人でいるときもずっと仕事の話ばかりするようになって……。

結婚2年目あたりから、ビジネス上での意見の違いが喧嘩にまで発展するようになり、家庭でも険悪な雰囲気になることが多くなりました。そのくらいから、セックスがどんどん減っていったんです」