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「転職も出世も難しいおじさん」にオススメ、地味でも稼げる「とっておきの資格」

年々、減り続ける退職金、AIによる大量失業、意図せぬパワハラ・セクハラ認定。そこにコロナ不況が追い打ちをかけ……。「おじさん」は今、かつてない苦境に立たされている。著書『おじさんは、地味な資格で稼いでく。』を出版した佐藤敦規氏は、そんな「おじさん」に対して、「法人に必要とされる資格」を取ることを勧める。そのひとつが「社会保険労務士」であり、自身も有資格者である佐藤氏に、その魅力について語ってもらった。

最大の魅力は「顧問契約」

前回の記事で、私は管理職経験のない「現代のおじさん(50代もしくは40代後半のビジネスパーソン)」が人生の後半戦を戦い抜くために「資格」取得の重要性を説きました。

なかでも、一般には業務内容などの認知度が低くても、法人に必要とされ、手堅く稼げる資格の取得を勧めています。私が50歳で取得した「社会保険労務士」も、そのうちのひとつです。

社会保険労務士は、おもに企業に代わって雇用保険、健康保険、厚生年金保険といった各種社会保険に関する書類の作成や手続きを行います。また就業規則の作成や助成金の代行申請なども担当します。

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業務の詳細は別の書籍などを参考にしていただくとして、ここでは独立を前提とした場合の、資格の魅力と、現状の課題と解決策についてお伝えします。

社会保険労務士の最大の魅力は、顧問契約が結べることです。

法人企業と月々の顧問契約を結べば、短期のスポット契約とは異なり毎月決まった金額が振り込まれるため、安定収入を望めます。

たとえば月額4万円で3社との顧問契約がある場合、1ヵ月12万円×12ヵ月で144万円の売上となります。翌年、それぞれの顧問先企業が新しい企業を1社ずつ紹介してくれたら、契約企業は6社となり、売上は1ヵ月24万円×12ヵ月で288万円に。

新たに増えた3社がまたそれぞれ新しい会社を紹介してくれたら、契約企業は合計9社となり、1ヵ月36万円×12ヵ月で432万円の売上となります。

これにプラスして就業規則作成や助成金などの臨時収入もあれば、売上500万円を超えることになります。

「そんなにうまく紹介がでるものか」と思われる方もいるでしょう。しかし、中小企業経営者は横のつながりが強く、しっかり仕事をしていれば、予想以上に紹介はでます。

 

士業の場合は、この売上から経費を引いた額が年収になります。もちろん交通費や通信費などの経費は発生しますが、自宅を事務所とすれば節約もできます。

契約企業が少ないうちは貯金を切り崩す生活になるかもしれませんが、着実に収入を増やしていけるため、数年で年収500万円を超えることは十分可能です。

営業をガンガンかけて数年で年収1000万円に到達する人もいますが、おじさんは自分に合った妥当なペースで稼いでいくのがよいでしょう。

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