2021.02.16
# 転職 # キャリア

転職は厳しい、出世もムリそう…管理職になれなかった「おじさん社員」の末路

佐藤 敦規 プロフィール

管理職だけが持っているスキル

「他の人ができない専門的な能力を持っていれば、会社はいつまでも必要としてくれる」と考える人もいます。たしかに雑誌やウェブ記事でも、50代以上のサバイバル術として紹介されているのをよく目にします。

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ですが、会社にとって必要な専門能力は、時代とともに変わっていきます。たとえば30年ほど前までは、手書きの文章をパソコンなどで清書するオペレータという仕事があり、入力速度が速い人は重宝されていました。しかし、ほとんどの人が当たり前にパソコンを使う現代では、入力速度が武器になることはないでしょう。

むしろ専門スキルを持っていても、自分だけが担当している業務を周囲に見せずブラックボックス化して抱え込んでいると、経営者から厄介な社員だと思われるリスクもあります。

DX化により、専門知識や能力を持った人ですら必要なくなるおそれもあります。

もはや特定の能力だけでは、自身の存在価値は担保できないのです。

一方で、管理職に就いている社員は、それなりに持っている能力があります。

昨今は会社で働く人も多様性に富むようになってきています。パート社員や派遣社員、外国人労働者、定年退職後に嘱託で働き続ける高齢社員、これら多様なスタッフを管理する能力は、誰にでもあるものではないでしょう。

 

また、セクハラやパワハラなどのリスクがあれば、その地位を保つことはできません。管理職であることは、そういった事実がなかったことの証明にもなります(ワンマン社長が私物化している中小企業や、過酷なノルマを課すブラック企業は別かもしれませんが……)。

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