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転職は厳しい、出世もムリそう…管理職になれなかった「おじさん社員」の末路

年々、減り続ける退職金、AIによる大量失業、意図せぬパワハラ・セクハラ認定。そこにコロナ不況が追い打ちをかけ……。「おじさん」は今、かつてない苦境に立たされている。中でも「5年以上の管理職経験がない人」が危ないと指摘するのは、著書『おじさんは、地味な資格で稼いでく。』を出版した佐藤敦規氏だ。なぜ管理職経験のない人がこの先行き詰まるのか、危機を避けるにはどうすればよいか、アドバイスをいただいた。

管理職経験者は重宝される

前回の記事で、私は「現代のおじさん(50代もしくは40代後半のビジネスパーソン)」が抱えている3つのリスクについてご紹介しました。

「そんなこと分かってるけど、アラフィフからいまさら何ができるというのか」「そんなネガティブなことは考えたくない」と思う人もいるでしょう。

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でも、安心してください。

すべての人が危機に瀕しているわけではありません。

マラソンで言えば、30キロ地点を越えてもゴールめがけて涼しい顔をして走っている人もいるのです。

では、このままいくと危機に瀕してしまうのは、どんな人なのでしょうか?

それは、課長以上の管理職として5年間以上勤めた経験がない人です。

課長以上の管理職経験は、転職する際に大きなポイントとなります。つまり、勤めている会社から早期退職を突きつけられたときに、逃げ道があるのです。

40代や50代の転職は厳しいという声はよく聞きますが、正確にいえば「役職が課長未満の人」は厳しいということです。

なぜ、課長以上の管理職経験者は転職市場で重宝されるのでしょうか。

みなさんは、こんな都市伝説を聞いたことはありませんか?

転職活動で面接官から「あなたは何ができるのですか?」と聞かれ、「部長ならできます」と答えた50代の管理職経験者の男性がいたという話です。笑い話として語られていますが、じつはこれ、あながちばかげた話でもないのです。

 

中小企業は管理者教育が十分ではないため、管理職候補が不足していることが多いのです。日本に上陸して日が浅い外資系企業や、スタートアップ、ベンチャー企業もまた、同様に管理職が不足しています。

つまり課長以上の管理職経験がある人には、意外と転職の門戸が開かれているのです。

実際、私が務めていた中堅印刷会社でも、様々な部署に40代以上の中途採用者が管理職として入社してきました。こうした求人はハローワークや転職サイトなどで公にはされておらず、知り合いを介したリファーラル採用によって行われています。

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