2021.01.31
# 住宅ローン

月11万の住宅ローンを払えず「銀行からの電話」を無視し続けた50代男性の悲劇

コロナで支払いが厳しい人がすべきこと

コロナで職を失った

埼玉県に住むAさん(58歳)は、自営業でイベント関連の仕事をしている。

元々はイベント関連の会社の会社員だったが、10年前に独立し、フリーで仕事をするようになった。フリーになった当時は会社員の時より収入が増えたが、最近では仕事が減り貯金も底をついていた。住宅ローンの支払いも滞りがちになっており、1ヶ月遅れで支払ったりして何とかやりくりが出来ているという状況だった。

〔PHOTO〕iStock
 

状況が一気に悪化したのは、昨年の3月頃からだ。新型コロナウィルスの感染拡大の影響でイベントが軒並み中止となり、仕事がなくなった。それまでもギリギリでやりくりしている状況だったので、収入がゼロ近くになると一気にローンの支払いが滞り始めた。

家族は妻と2人暮らしで一人息子は独立して家を出ている。中古の一戸建てを25年前に購入し、ローン残高は約1000万円、毎月の返済は11万5000円だ。

妻もパートに出ていたが、コロナの影響で時短勤務となり、収入は激減。生活費を稼ぐだけでやっとの状態となった。Aさん自身もバイトを探したがなかなか見つからない。フリーの仕事がいつ入ってくるかもわからず不安な状況が続き、住宅ローンは3ヶ月ほど滞納状態となった。

銀行からの督促状が来たり、督促の電話が来たりしたが、支払いができない旨を説明するしかない。状況が改善する見込みもなく、電話に出ることもできなくなり、そのまま放置する状況が続いた。そうした状況を2ヶ月ほど続けたある日、自宅に銀行から通知が来た。

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