これが「反転上昇」銘柄だ
そして、実際に市場内の銘柄を分類・集計して、それぞれの分類に該当する銘柄数の分布を見たものが、以下の図だ。
図:各分類の市場内の分布

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母集団は東証一部だが、それなりに分布がばらついている印象だ。ただ、市場ではリバーサルが優勢なため、昨年から今年も順張りが継続している銘柄が少ないのはいいとして、延々と下落を続けている銘柄が多い点は少し驚きである。
とりあえず、投資アイデアとしては、この4つの分類のうちで「ずっと下落」組と「失速」組の2つを除くことができれば、足元の相場環境で高いパフォーマンスを獲得できる可能性が高いといえるだろう。
続いては、この4つの分類の代表的な銘柄の顔ぶれを見てみたい。イメージをつかむためだけの銘柄なので、時価総額上位10位までを表示している。まずは、反転上昇群だ。
図:「反転上昇」群の代表銘柄

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電機機器、ゴム、素材、金融などのいわゆる「景気敏感」の業種に属する銘柄が目立つ。
特に化学メーカーは、昨年のアンダーパフォームを今年に入ってから一気に取り戻し始めているようだ。