いまさら聞けない「渋沢栄一」…実はめちゃくちゃ「運のいい男」だった!

NHK大河ドラマ「青天を衝け」放送開始

2021年の大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、2024年からは新1万円札の顔として知られる渋沢栄一。

大河ドラマでは、主役の栄一に吉沢亮、妻・千代に橋本愛、父・市郎右衛門に小林薫、母・ゑいに和久井映美、従兄・喜作に高良健吾など、豪華キャストも注目を集めている。

王子製紙、日本郵船、帝国ホテル、札幌ビール、東京電力、東京ガス……数々の「株式会社」設立に携わった、渋沢栄一とはどんな人物だったのか。4つの<幸運>をキーワードに、『歴史人物ドラマ 渋沢栄一 日本資本主義の父』の著者、小沢章友氏が解説する。

渋沢栄一を取り巻く人々(『歴史人物ドラマ 渋沢栄一 日本資本主義の父』(講談社)人物紹介より 絵:十々夜)

たぐいまれなる強運で「時代の子」に

渋沢栄一は、遠い明治時代の偉人ではありません。「日本資本主義の父」として、彼は現代日本に深く関わり、いまも大きな影響を与えています。

明治の文豪、幸田露伴は、その著『渋沢栄一伝』で、「時代の要求するところを自己の要求とし……時代の意気と希望とを自己の意気と希望として、長い年月を勤めた」として、渋沢栄一を「時代の子」と書き記しました。

渋沢栄一 photo by gettyimages
 

江戸末期から明治へと、日本が近代化をめざして脱皮しようとする激動の時代においては、吉田松陰や坂本龍馬、西郷隆盛といったすぐれた人物が、次々と悲運に倒れていきます。

渋沢も、ひとつ間違えれば、そうなってもおかしくない人生を送りましたが、彼は「時代の子」としての強運を持っていました。

幕末・明治・大正・昭和と九十一歳まで生きて、晩年は国際的な平和活動に力を尽くし、ノーベル平和賞候補にもなった渋沢は、その生涯において、四つの「幸運」に恵まれていたように思えます。

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