私と息子のがっちゃん。ニューヨークにて

IQ30の自閉症の息子が「グーグルマップ」で伝えた、驚きの能力

自閉症がっちゃん(1)散歩をする

人生は想定外だらけ

私はある時から人生において計画を立てるのをやめた。なぜなら計画どおりに物事が進んだことがないからである。

計画どおりにいけば私はスティブーン・スピルバーグのようなハリウッド監督になっているか、ロックフェラーのような大富豪になっていたはずである…なんて、もちろんはそうはなっていないわけで……。

何歳でこんな人と結婚して、何歳で子供が何人できてとか、こんな家に住んでとか、こんなキャリア人生でとか…。事前に考えて予定どおりにいかない時と同じだ。人生に時刻表なんてものはない。

あったとしても事前にその時刻表を見せられることはない。多分死んだ後に天国で神様が「実はこんな計画だったんだぜ」と笑いながらみせてくれるのかもしれない。

私の人生はまさにこの「時刻表通りにはいなかったことの連続」で、どっちかというと運命に翻弄された感が強い。

私の人生における大きな想定外は、最初に生まれてきた息子が自閉症であったことだ。息子は現在19歳になるが、彼のおかげでいまだに想定外の連続の毎日だ。

息子のがっちゃん
 

それまでの私は、自分ほど福祉と無縁な人間はいないと思っていた。もともとはグラフィック・デザイナー、BSジャパン、ヤフージャパン、東京ガールズコレクションのプロデューサー、というキャリアを歩んでいた。

しかし息子が生まれ彼が自閉症と分かり、6年前にひょんなことから福祉業界に参入することになった。現在は川崎市で、株式会社アイムという発達障害の児童福祉施設を運営している。

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