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コロナで増える「メンタル不調」…1万人の健康を守る産業医が教える「3つの対策」

池井 佑丞 プロフィール

ただし、それで安心してはいけません。

コロナ対策として在宅勤務を進めた場合、どうしても部署によっては出社を余儀なくされる場合があると思います。

在宅勤務を行っている従業員と出社をしなくてはならない従業員の間に生まれる不公平感は完全には拭い去ることが出来ません。企業として、当該従業員のサポートを徹底することが必要です。

サポートには制度作りや感染対策はもちろん、コミュニケーションによるストレスケアも含まれます。

 

(3)自粛生活・在宅ワークによる生活リズム、活動量の変化

これは見逃されやすいリスクですが、睡眠時間の変化や活動量の低下、外出頻度の減少等はメンタル不調の原因となります

コロナ以前の通常の生活では、起床から就寝までの間に大小さまざまな行動が必要であり、それらの1つ1つがメンタルを安定させる役割を担っています。

例えば、在宅勤務によってひとり当たりの1日の歩数は半分程度に減少しているという研究結果があり、4,000歩を下回るとメンタル不調のリスクが高まることがわかっています。

 

睡眠時間の変化もメンタルに影響を与えます。コロナ禍以降の在宅ワーク生活においては、睡眠時間が増えたという人、逆に生活リズムの乱れやストレス・不安から睡眠時間が減ったという人の両方が見受けられます。

睡眠時間は6時間を下回るとメンタルに悪影響を及ぼすということがわかっており、また、あまり知られていませんが、9時間以上の長時間睡眠もまたメンタル不調の原因になるという調査結果があります。つまり、毎日決まって7〜8時間の睡眠を取り続けることが望まれます。

Photo by iStock

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