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中国の若者は「もう日本製より中国製がいい」、その消費意識に起きているヤバい変化

かつて中国の人々のとって「日本製」と言えば高品質の代名詞、一方で中国製品は基本的に粗悪だと考えられていた。しかし、1990年代後半以降に生まれた世代においてはそうした状況が大きく変化しているという。『中国人のお金の使い道』(PHP新書)を上梓したジャーナリストの中島恵氏による最新レポート。

化粧品はダンゼン中国メーカー

中国のZ世代の若者の間で、以前は大人気だった日本など海外製品よりも中国製品を好んで買う人が増えている。以前の中国人なら、日本や海外製品=高品質で安心安全、中国製品=粗悪品でダサい、という認識で、国産品に対してはコンプレックスや不信感さえ抱いていた人が多かったのだが、若者の消費者意識は大きく変わってきている。

「家から近い場所にあるショッピングセンターに『完美日記』の店舗がオープンしたので、ときどき行ってアイシャドーや口紅を試しています。以前は日本や欧米製の化粧品を使っていたけど、今はこっち。価格が日本製品よりも安い上に、品質やセンスも日本製より断然いいと思います」

上海にある完美日記の店舗〔PHOTO〕Gettyimages
 

上海市内に住む22歳の女性は中国産の化粧品ブランド「完美日記(Perfect Diary)」の熱烈な愛用者だ。完美日記は2016年に設立したばかりの新興の化粧品メーカーだが、中国の若者の間でカリスマ的な人気を誇るインフルエンサー、李佳キ(キはおうへんに「埼」のつくり)氏らを広告に積極的に起用したり、SNSでの製品ユーザーへのサポート体制などで急速に知名度を高めて、あっという間に若い女性たちを虜にした。

「完美日記」以外にこの女性が好きだというのは、同じく中国製の「花西子」という化粧品ブランド。いずれも日本円にして1000~3000円程度のカジュアルブランドだが、中国のネット通販では、すでに日本や欧米の化粧品の売り上げを凌駕するほどの人気ぶりとなっている。

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