私は行政書士をしながら男女問題研究家として活動しており、これまで何千件という離婚などの男女トラブルの相談を受けてきます。
最近では、離婚をしたいけれども相手が納得してくれずに離婚できないという人が増えていて、そうした方々からの相談も少なくありません。
今回の相談者・目黒祐樹さん(39歳、仮名)もそんな一人です。不仲の妻とはいつも夫婦喧嘩ばかり。最近では些細なことから妻が家を飛び出したうえ、離婚届をリビングのテーブルに置いたまま姿を消したというのです。
しかし、祐樹さんにとって妻の家出は慣れっこ。妻が本気で離婚しようとしているわけではないことは重々承知しています。そのため、電話をかけたり、近所を探したり、警察を呼んだりしたりせず、そのまま放置していました。
すると、翌朝。やはり妻はコンビニで弁当を買い、何食わぬ顔で帰宅したのです。「好きじゃない人のご飯は作らないから!」という捨て台詞を吐いて……。
このように祐樹さんの悩みの種は「妻の衝動的行動」。もし、その回数がたった一度なら単なる偶然かもしれませんが、実際には何度も同じことが繰り返されたといいます。