急騰中のビットコインだが、暗号資産全般に資金流入は加速していることをご存知だろうか。
1月20日、暗号資産時価総額2位のイーサリアム(1月23日時点、コインマーケットキャップ)が、ドルベースでの過去最高値1420ドル(2018年1月、コインベース価格)をついに更新した。
私は『ビットコインの「急上昇」、じつは「すごい大相場」は“2022年”にやってくる…!』という寄稿でビットコインで「大相場」がやってくることを紹介したが、今回はビットコイン以外の暗号資産つまりアルトコインの動向に迫ってみる。じつはこちらも大相場のシナリオが見えてきた――。
イーサリアム上昇の背景は、次世代イーサリアムにあたるETH2.0へのアップグレードに対する期待感などが挙げられる。
今後のアップグレードによって、スケーラビリティ問題が解消される可能性があり、DeFi(decentralized finance:分散型金融)に関連したプロジェクトが多数出てくることでイーサリアムのさらなる需要増加が期待できるというロジックである。
ただ、このような材料があっても実際に買う主体が存在しないことには、価格は上昇しない。イーサリアムの買い主体をみるうえで、米国の暗号資産投資最大手のグレイスケール社の情報を確認しておきたい。