リクルート、サントリー…強い会社には時代を超えた「口グセ」がある

わが会社のスゴさをお客に伝えるには?
佐藤 圭一 プロフィール

リクルートでは先輩や上司に何か質問をすると「お前はどうしたいの?」とつねに問われるそうです。これは、社員の自発性を大切にしている社風や、自分の意見を言わないことは悪とする文化からきた問いかけです。たとえ新入社員であっても自分の意見を主張することを求められるのでしょう。リクルートは起業家を次々輩出する企業として有名ですが、それも「お前はどうしたいの?」に象徴される当事者意識を醸成する精神が、そうさせるのだと考えられます。

創業時代の「想い」は何か?

私たちはまず、社史・年史を紐解いて、創業時代まで遡り、その会社が大事にしていた「想い」をひろっていきます。具体的には、事業領域の変化や主力商品の変遷、現在まで伝承されてきていること、なくなってしまったこと、語り継がれる伝説などを抽出すると、その会社の歴史が浮かび上がってきます。

 

紐解くのは社史だけではありません。それまでその会社が発信してきた過去のビジョンやスローガン、企業広告や会社案内、カタログのキャッチコピーなども可能な限り集めます。それらを検証することで「自分たちの会社を、他者にどう紹介してきたか」が明らかになります。

言葉だけではなく、いままでの名刺や封筒、制服や広告などを集めて、そこで主に使われている色や書体、デザイン要素なども確認します。そうすることによって、その会社がこれまで獲得しようとしてきたイメージや雰囲気がわかってくるのです。

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