リクルート、サントリー…強い会社には時代を超えた「口グセ」がある

わが会社のスゴさをお客に伝えるには?
佐藤 圭一 プロフィール

 ハイセンスなことより納得感。
 クリエイティブ力よりもプロセス。
 あらゆる人に説明できる説得力。
 曖昧な「想い」を言語化するロジック。

言い換えれば、私の仕事は一方的にアイデアやクリエイティブを提供するのではなく、ブランディングを進めていくうえでのプロセスやロジックを提供する仕事といってもいいかもしれません。実際にブランドコンサルタントに求められるのは、クリエイターとしてのスキル以上に、プロジェクトの設計や、プロジェクトマネジメントのスキルであることが多いのです。

プロジェクトチームを作る

ブランディングを始めるとき、まずクライアントには、さまざまな部門の代表者を集めたプロジェクトチームを立ち上げてもらいます。そのチームメンバーを通して、ブランディングのプロセスを随時社内に伝えてもらうのです。

プロジェクトチームは、経営企画や広報といった部署のメンバーだけではなく、人事や経理、営業や生産管理、企画開発……など、その会社の各部門から、今後ブランディングを進めるにあたってリーダーとなってくれそうなメンバーを集めます。

Photo by iStock
 

彼らには、「会社のあるべき姿をカタチにする(BRAND)」の後の、「社内外への浸透(ING)」でも、率先してリーダーになってもらわなくてはなりません。ですから、「社内の部門長などエラい人ではなく、若手から中堅で、現場の事情に明るく、会社の将来を担ってくれそうなリーダーたる人。それでいてそれぞれの部署に戻ったときに、周囲から信頼され慕われているような人を選んでください」とお願いしています。

プロジェクトメンバーには、その後、ブランドの伝道師として、社内にあるべき姿を伝えていく役割を担ってもらいます。ですから、周囲から信頼され、職場の雰囲気を盛り上げられるような、今後会社を牽引していくパワーのある明るく元気なメンバーでプロジェクトチームを形成してもらうのです。

関連記事