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コロナ禍の今こそ「ブランディング」の手法で自社の強みをあぶり出す

売れない時代にお客に選ばれ続けるには
自社の物やサービスの魅力を顧客にきちんと伝えられているだろうか? それを考えるプロがブランディング・コンサルタントだ。コロナ禍のこの時代にブランディング?と思われるかもしれない。しかし、自らのビジネスや会社を見直すときに、頼りになるのが実はブランディングの手法なのだ。佐藤圭一氏の著書『選ばれ続ける必然 誰でもできる「ブランディング」のはじめ方』からご紹介しよう。

ブランドがあれば選ばれやすくなる

会社の名前を聞いたりロゴを見たりしたとき、人はこれまでの体験や情報からその会社の持つ特徴やイメージ、もしくは評判などを頭の中に浮かべます。この「頭の中に存在する価値やイメージのかたまり」が「ブランド」です。アップルと聞いて思い浮かぶこと。不祥事を起こした会社の名前を聞いて感じること。これらすべてがブランドです。

ブランドというとシャネルやルイ・ヴィトンといった「高級ブランド製品」をイメージする人が多いかもしれません。ですが、「頭の中に存在する価値やイメージのかたまり」と定義すると、名前のあるもの、つまり人間だってお店だって地域や国であっても、人々が価値や意味を感じるすべてが対象になります。

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コップに入った水とエビアンの水、普通のお米とコシヒカリ、100円ショップのボールペンとモンブランのボールペン。差がないような「モノ」に名前がつくと、その名前の背景にある価値やイメージが想像できます。そうなると人は選ぶ基準を持てます。さらにその価値が自分にとって特別なものなら、好きになりファンになることがあります。

モノからブランドに変わる、つまりブランド化すると、大きく三つの利点があります。

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