【育児トップブロガー・オギャ子の「捨てる育児」#12】
特徴的なイラストで展開される痛快育児エピソードが圧倒的人気を誇る、3人兄弟の母で育児トップブロガーのオギャ子さん(ブログはこちら)。
3児を育てる中で、「これは引き算できる!」or「いや、これは流石にできない…」と学んだ子育てについて、自身の経験談から書き下ろしの漫画と写真とともに教えていただく本連載『捨てる育児』、第12回目のテーマは「中学受験」について。
ダラダラするよりは勉強してた方が良いのでは?と、当時9歳の長男くんと「中学受験するか・しないか」で大喧嘩! 塾へ送り込むも、この選択はあまりにも険しいものだったと後になってから気づいたというオギャ子さん。その経験を経て、いま思うこととは? 猛抗議する長男くんの「予想外な発言」にも注目…!
オギャ子さんのインスタグラム「オギャスタグラム」でもまだ出していない、未公開エピソードをご覧ください。
オギャ子(おぎゃこ)
1982年、大阪生まれ。アメブロトップブロガー。マイペースなちゅんたん(長男)、心優しく激しさも持つゆいたん(次男)、甘え上手なほーちゃん(三男)という三兄弟の母。夫は輪郭が四角いことから「四角」と呼ばれている(オギャ子さん命名)。転勤族だったが、最近ついに一軒家を購入。四角さんも転職し、いまは家族みんなで大阪住まい。
イラスト・文/オギャ子
名言連発!
長男の言い分に「まさかの人物」が登場
\右にスクロールしてお読みください!/
2月が来れば思い出します。
中学受験する組ってだいたい小学3年生の2月から塾がスタートするんですよね。
我が家は両親揃って公立小~高出身。(私にいたっては幼稚園も公立(1年だけ))
中学受験なんて選択肢すらなかった私達がなぜ長男の考えたのかというと、「家でダラダラしてるだけなら勉強しとけばいいんじゃない?」たったこれだけの理由。
本当にこれだけなんです……。
とりあえず勉強しとけばつぶしが効く。
単純な理由だったのですが……そんな生易しいものじゃなかったです。
子どもの中学受験は親の、特に母親の根性と忍耐と努力がこよなく必要だと言う事をこの時の私達はまだ知らなかった~。
当時は長男と毎晩バトルしました。
長男の主張に「うっ」と言葉が詰まりながらも「ここは母親としての威厳を保たなくてはっ!!」とか何とか必死に鎧着てましたが……
今思い返してみれば、9歳でなかなかしっかりと自分の主張が出来てるな~って思いません?
「将来将来ってそんな事ばっかり言われたってわからないよ!!僕は今を生きてるの!!」
「なりたいものなんて特にない!!普通の会社員でいい!!」
「パパとママだってしてないけど今普通に生きれてるじゃんか!!なんで僕はやらないといけないんだよ!!」
どれも9歳の頭で必死に考えたんですよね~。
最後に伊能忠敬を出してきた時には「何も言えねぇ」ってなりました(笑)
まだ人生経験が9年しかないのでもちろん甘い部分も子どもだなと思う部分もあるのですが、自分の思いを言語化してぶつけられるって感心する部分もあるのです。
私の努力が足りず(そして本人の意志も薄かったので)早々に受験戦線からは脱落してしまいましたが、あのとき真剣にぶつかり合ってよかったなと今では思ってます。
長男自身の思考のブラッシュアップにもなったでしょうし私にとって大事な思い出のひとつにもなりましたしムダな事なんて何一つないなと思います。
そしてあれから3年が経って周囲が受験を頑張っている中、本人の中でも少し意識が変わってきたようです。
あの時に親が何を言っているのかわからなかった事も今は少しわかるようになってきたようです。
今から思い返して反省することは……ありそうで……ないです。
やってみてこそわかった事の方が多かったですし、長男も振り回されて可哀そうなように見えますがあの1年鍛えられまくったおかげでものすごく精神的に成長しました。
やってみたからこそわかる、世の中学受験組の親子の努力がどれほど大変なものか。
一連托生二人三脚、いや三人四脚で頑張らないと頑張り切れないぐらい大変だと思います。
見る目変わりました。合格うんぬんよりも受験したことで既に尊い……。
我が家はこの春公立中学校に進学しま~~~す!
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