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「日米同盟さえしっかりしていれば」の時代はバイデン政権で終わる

新司令塔・キャンベル論文の冷めた中身

新たなキーマン、カート・キャンベル

バイデン政権が発足した。やっとまともな人たちを相手にできる。ひと安心。

ただ、米国にとっての日本の位置づけは随分落ちることになる。日本は米国にすがるより、「自分」というものをはっきり確立し、「日本はこれをこうしたいし、こうできるので、米国には何々を期待したい」という持ち掛け方をしないと、国の力、品格を下げる一方だ。

で、バイデン政権の対アジア、対日外交の方向なのだが、何でも直談判だったトランプと違ってバイデンは、オーソドックスなチーム外交。特にアジアの外交・安全保障問題については、国家安全保障会議に新設のインド太平洋調整官に任命されたカート・キャンベルが国務省、国防省、CIAなどを統括する司令塔的存在になりそうだ。

Kurt M.Campbell

彼は63才の今日まで一貫してアジアを担当してきた民主党系の人物。海軍勤務、そして国防省の副次官補を務めたし、国務省では2009~13年にアジア担当次官補として八面六臂の大活躍。下野するとシンク・タンクの要職を渡り歩いて、国内外に広い人脈を持つ。

アジア方面の知見を欠くことが不安材料のロイド・オースティン国防長官に力添えして、軍事面でも筋の通った対アジア政策を作成・遂行していくだろう。

 

そしてアジア地域での首脳レベル外交は、高齢のバイデンに代わってカマラ・ハリス副大統領の出番が多くなるだろう。

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