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なぜ野菜は美味しくなくなったのか? 日本の農地が抱える深刻な問題

日本の農地を救うためにぜひご支援を!
「昔の野菜は今よりもずっとおいしかった」そう感じている方は多いのではないでしょうか? これは単なる印象ではなく、実際に日本の農作物に含まれるビタミンや鉄分は、昔に比べて極端に少なくなっているのです。

いったいなぜそんなことになってしまったのか? どうすれば再びおいしい野菜が食べられるようになるのか?

この問題を解決するために、立命館大学の久保幹さんが立ち上げたクラウドファンディング『微生物の力で農地の「地力」再生を目指す』プロジェクトをご紹介します。

世界でもっとも化学肥料・農薬が使われる日本の農地

20世紀から始まった化学農法は、自然の流れに逆らった農法であるといっても過言ではありません。有機物の代わりに化学肥料を用い、病原菌や害虫を殺すために農薬を使う。その代償として、土の中の微生物は減り続け、痩せた農地が多くなってしまいました。

他国と比べて日本でこの傾向は顕著で、現在の日本の農地では平均してアメリカの2倍、ロシアの10倍以上もの化学肥料を使用しているとも言われています。

微生物がいなくなった土は白っぽく固くなり、保水性も悪くなってしまいます。痩せた土地にさらに化学肥料を与え続けることで、農地にもともとあった「地力」はどんどん衰えていき、収量も減ってしまうのです。

そして、もっとも大きな問題は、我々消費者が口にする野菜の栄養分と食味です。

化学肥料は基本的に窒素とリンとカリウムで構成され、微生物が作るビタミンや鉄分、カルシウムなどの微量元素を含んでいません。そのため、化学肥料によって育てられた野菜は『栄養失調』となり、もちろんその味も美味しくなくなってしまうのです。

「子供の時に食べた野菜と今の野菜は別物」
よく言われる話ですが、多くの場合、化学肥料の使いすぎがその原因となっています。

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