美容師の月美さん(42歳・仮名、以下同)は、同じく美容師である夫の正さん(44歳)と3人の子どもと暮らしていましたが、姑から「経済的な支配」を受けていました。
正さんは姑が経営する美容院で働いていたのですが、姑は正さんにわずかな額の給料しか渡さず(「残りは貯金をしている」という言い分でした)、月美さん夫婦は自分たちの力できちんと家計を運営できていません。家族旅行に行く際にも、姑にお金を出してもらえるよう頼まなければいけない始末で、月見さんは絶望していますが、正さんは姑をかばうばかりです。
そして姑はさらに身勝手な振る舞いに及ぶようになります…。
【前編】「42歳の妻が青ざめた…「孫には受験させない」と喚くモラハラ義母の「ヤバすぎる言い分」」
極めつけは長男の信也くんが小学校に入学するときのことです。ランドセルは月美さんの実の両親が、学習机は義理の両親が買ってくれることになりました。月美さんの両親は信也くんが選んだランドセルをすんなり買ってくれましたが、姑は信也くんが選んだ学習机が気に入らなかったのか、いろいろと注文を付けて姑好みの机を買おうとしたのです。
その時、希望の机を買ってもらえず悲しむ信也くんを見た月美さんは、正さんに提案しました。
「お義母さんに信也の気持ちを伝えて、それでもダメならA銀行にある私たちの貯金をお義母さんにおろしてもらって、信也には私たちで机を買ってあげようよ」
「それは無理!」
正さんは一蹴します。