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日本人の2人に1人が発症…アレルギーのしくみを解明した日本人科学者をご存じか?

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

アレルギーのしくみを解明

1966年の今日(2月20日)、免疫学者の石坂公成(いしざか・きみしげ、1925-2018)・照子(てるこ、1926-2019)夫妻が「免疫グロブリンE(IgE)」の発見を米国アレルギー学会で発表しました。

免疫グロブリンとは、体内に入った異物を排除する働きを持つタンパク質のことで、なかでも免疫グロブリンEはアレルギーの原因物質(アレルゲン)に反応して体を守ります。免疫グロブリンEが反応するとヒスタミンなどの化学物質が放出され、これがアレルギーの諸症状の原因となるのです。

ひとくちにアレルギーといっても多種多様な種類があり、原因や症状もさまざまです。スギやブタクサの花粉が原因となることもあれば、特定の食物が原因となることも。アレルギー反応が複数の臓器や全身で急速に表れる「アナフィラキシーショック」に見舞われた人は、意識の混濁といった重篤な症状が短時間で起こりやすく、場合によっては命にかかわることもあります。

現在、日本人のうち何らかのアレルギーを持っている人は50%以上とも言われています。アレルギー体質を持つ原因としては「衛生仮説」など様々な仮説がありますが、どれも対策法の確立に至ってはおらず、我々とアレルギーはまだまだ長い付き合いになりそうです。

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