今や、男女の出会いの主流となった「マッチングアプリ」。

スマホ一つで相手を探せるという利便性は、出会い方だけでなく男女関係そのものにも大きな変化をもたらしたようです。

現実は小説より奇なり。当連載では欲望渦巻くマッチングアプリの「リアル」を徹底取材しました。

今週は誕生日の夜に「年齢足切り」の屈辱を味わった33歳・OLのアプリ婚活をお届けします。

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「32歳足切り」説は真実だった

【プロフィール】
名前:美雪(仮名)
年齢:33歳
職業:大手損害保険会社勤務
ステータス:未婚
マッチングアプリ使用歴:2年

「わかってはいたんです。マッチングアプリは若さ至上主義。32歳を超えると急に需要がなくなるって話は、周りからもよく聞かされていました」

苦笑しながらそう言って、美雪は小さく息を吐いた。

大手損害保険会社に勤める彼女は昨年10月に誕生日を迎え、現在33歳。とはいえ、お世辞ではなく20代にしか見えない。

photo by iStock

“好きな女子アナランキング”で首位に立った某アナウンサー似のベビーフェイス、美雪という名前にぴったりの透明感ある白肌、少しだけ肩が出るニットを着ていて服装も若々しい。

ところが33歳の誕生日。美雪はマッチングアプリで「年齢足切り」の屈辱を味わい絶望したのだという。

「当時『東カレデート』を使っていたんですが、前日まで……32歳までは平均して毎日50以上のイイネが届いていたんです。27歳〜35歳くらいの、それなりにイケてるメンズから。それが33歳を迎えた途端ですよ。1日数件しかイイネされなくなった。それも40代のオジサンばかり……」

ちなみに『東カレデート』は月額利用料の最も高いアプリではあるものの、イイネ数に制限はない。

それなのに、年齢が1つ上がっただけでこれほど顕著な差が出てしまうのは……確かに女性の立場なら憤りを禁じ得ない。

しかしながら、冷静に考えてみれば納得の結果でもある。

33歳の美雪が27歳〜35歳で男性にフィルターをかけているのと同様に、ターゲットゾーンのアラサー男子は25歳〜32歳で女性を絞り込んでいる、という話だ。